NISAの 「デメリット」、「問題点」、「落とし穴」

NISAの 「デメリット」、「問題点」、「落とし穴」

ネット検索をしておりますと
NISAの「デメリット」、「問題点」、「落とし穴」などという語が
散見されます。
ことほど左様に皆さん関心がおありになるということの表れでもありましょう。

 

5月下旬(2013年)ごろ株式相場乱高下がございましたが、
にもかかわらず、投資家のNISA
寄せる関心の度合いはおとろえないようです。

 

6月19日の日経新聞によりますと、
NISA事前予約は150万件に上っているということです。

 

■■「NISAの落とし穴」はシリーズでお届けします。

NISAの落とし穴(第2回)
NISA口座開設は銀行かそれとも証券会社か
NISAの落とし穴(第3回)
NISA5年後の落とし穴。シミュレーションで5年後の非課税枠を検証。
NISAの落とし穴(第4回)
投資信託の分配型には落とし穴も・・
NISA年代別活用法20〜40歳代のNISA活用法
NISAの落とし穴(第5回)
世代別NISA活用法
50歳代から・60歳代後半からのNISA
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そこで今回はNISA(少額投資非課税制度)についての
デメリット」、「問題点」、「落とし穴
を洗いなおしてみましょう。

 

 

ところで,
株価が上がると目論んでせっかく買った株なのに
おもわくが大ハズレ。塩漬けになったまま。。。

 

そのようなご経験ございませんか。私にもあります。
買値に戻る僥倖をいつまでも待っても、
いたしかたないことではあります。
わかってはいても、
なかなか手放せずに機を逸してしまうことがあります。

 

実はNISA(少額投資非課税制度)を利用しての株の売買で
利益が出なくとも課税されるようなことが起こりはしまいか
私は危惧しているのです。

 

NISAは英国ISANippon版だということからつけたネーミングであるという話は
すでに申しました。
とは申しましても英国ISAとの相違点は少なからずあります。

 

皆さんご存じだと思いますが
年間投資可能金額がの違いがありますね。あちらは約170万円に対して
当方NISA100万円です。

 

 

それはともかくとして
制度としてもっと重要で大きな違いがあります。

 

 

英国ISAでは
購入した株式や投資信託の、売却益・配当金・分配金が 無期限で非課税扱いです。
また別の株式や投資信託への乗り換えもOKです。

 

ところが
NISAは途中で別の株式や投資信託への乗り換えができません。

 

これが先ほど申し上げました
利益が出なくとも課税されるようなことになりはしまいか
という私の危惧なのであります。

 

NISAでの非課税扱いは
買った年から数えて5年目の年末までです。

 

購入した株式や投信を もしも
途中で売却or解約すれば、それで非課税扱い終了です。

 

買った株が下がって塩漬けなんてことなって、5年目の年末が来てしまった。。。

 

どうなさいますか。
選択肢は・・・・
1.NISA100万円の上限枠で持ち続ける
2.NISAからはずす

 

のいずれかですね。(NISAのロールオーバーにつきましては,こちらのページをご覧ください。

 

 

2.はNISA以外の口座にうつすということですから
移管先の口座では、その時点の値で取得ということです。
6年目のNISA枠であってもその時点の取得価格ですね。

 

つまり、
損をしているのに課税はされるということになりませんか。

 

ためしに例をあげて計算してみましょうか。

 

NISA口座で100万円、日経平均連動株を買ったとします。
これが下がってしまって塩漬け。
        
5年後に株価は60万円だったとします。
 やむなく特定口座へ移管しました。(実際は100万円で取得しましたが、税制上の取得額は60万円です。)

 

        
10年後に売却しました。102万円でした。
        
売却益は
本来なら2万円(102万円ー100万円)ですが
NISA税制上は42万円(102万円ー60万円)となります。
        

 

税制上の売却益42万円に対しての課税となってしまいます。

 

は極端な例でしょうか。
値動きというのはなかなか予測がつきにくいものですから
ありうることだと思います。

 

相続も気をつけないといけませんね
NISA口座で買った株式が塩漬けになって
相続時に子供へ特定口座で受け渡すこともあり得ます。
売却すれば、、、
利益がないのに課税なんてことになりかねません。

 

 

あと一つの問題点は

 

NISA口座で購入して、換金したら非課税はそこで終わり、

 

というもの。

 

すでに申しましたように
英国ISAでは換金しなければ別の銘柄へ乗り換えられます。

 

NISAではその年の非課税枠が残っていれば
その範囲内で別の銘柄を買うことができます。
乗り換えではなく新規購入ですね。

 

英国ISAのように換金しなければ乗り換えは自由とした方が
運用初心者にとっても参入の壁が低いように思えるのです。

 

投資参入者が増え、毎年100万円ずつ投資する人が増えることは
ひいては日本経済の躍進にもつながりはしまいか。。。

 

と大層なことを申してしまいました。(;´Д`)

 

 

縷々述べてまいりましたように
NISA(少額額投資非課税制度)は完璧な制度ではないかもしれません。
どなたにも適した制度というものはありませんでしょう。

 

NISA
2014〜2023年の10年間までの時限措置です。
恒久化制度にしようという意見があります。
対象商品を増やしたいという考えもあります。

 

よりよい制度になってほしいと思っています。
いずれにしましても
わたくしたち投資家としましては
この少額額投資非課税制度を理解して
賢く利用活用したいものだと存じます。

 

■■「NISAの落とし穴」はシリーズでお届けします。

 

NISAの落とし穴(第2回)
NISA口座開設は銀行かそれとも証券会社か

 

NISAの落とし穴(第3回)
NISA5年後の落とし穴。シミュレーションで5年後の非課税枠を検証。

 

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投資信託の分配型には落とし穴も・・
NISA年代別活用法20〜40歳代のNISA活用法

 

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