NISAの落とし穴(第2回)

NISAの落とし穴(第2回)

NISAの落とし穴第1回は
こちら《NISAの 「デメリット」、「問題点」、「落とし穴」》

 

きょうは、NISA口座開設のはなしに戻りましょう。
銀行で開設か証券会社かどちらが初心者に向いているのでしょう。

 

ネット証券などに比べると銀行のほうが信用度は格段に高く
安心だ、とおっしゃる方もいます。

 

 

《投資信託をわかりやすく》
でお話ししましたように
金融機関のすべてが「分別管理」することを義務付けられているのです。

 

投資家の資産の保護ということに関しましては
銀行も証券会社でも同じ条件下で安全であると言えますね。

 

 

 

通常、銀行では個別株式を扱っていません。
ETFやREITもありません。

 

NISA口座は4年間は移動できないと、今のところ決められています。

 

初心者には投資信託をおすすめしていますが、
「やはり投資は株式の運用だ」と思う方もいるでしょう。
銀行ではその選択肢はありません。

 

 

 

銀行では投資信託を扱っています。
その数は証券会社に比べてかなり少ないのです。

 

日本には現在3000本以上の投資信託があり、
圧倒的に取り扱い本数が多いのはネット証券です。

 

銀行の投資信託の本数は多いところで100〜200本ぐらいです。
証券会社では野村証券が700本超えています。
ネット証券はSBI証券と楽天証券が1000本を超えています。

 

 

参考記事:NISAの決め方【2】《 NISA口座を比較!》

 

 

ただ本数が多ければ選択肢がたくさんあるからよい
というものでもありません。

 

すべてがいい商品であるはずはありません。
選ぶ基準を設けて絞っていかなければなりません。

 

選び方が難しい、わからないから、
窓口で相談して良い商品をすすめてもらう、
というご意見もあります。

 

 

対面ですすめてくれる投信は、はたしてよい商品なのでしょうか。
偏見めいたことを申しますが、
「売りたい商品」をすすめられるのではありませんか。
知識の浅い私たちがカモになってしまわないかと、心配しています。

 

良い金融商品とは何でしょうか。
販売する金融機関にとって良い商品とは手数料が取れて、儲かる商品ではありませんか。
私たち投資家初心者にとってよい商品は、
リスクとコストは低く、リターンが高いもの・・・そのようなものがわかれば苦労はしませんが。

 

投資家と金融機関の利益が相反することは
ある意味では当然ですから、
販売会社のプロの助言も鵜呑みするわけにはまいりません。

 

窓口担当者が
購入時手数料を目当で短期投資向きを売って長期投資はすすめない、
なんてことはNISA(ニーサ)に限っては無いと思いますが、
ショーバイですからねぇ。

 

金融機関にとって優秀な金融マンとは投資のプロではなく
金融商品販売のプロということになりはしませんか。

 

ですから、
初心者だから、専門家に相談しながら、
良い商品をすすめてもらい、運用していく・・

 

という考え方にはかなり懐疑的であります。

 

プロに相談ならよいのですが
プロに頼るのはやめましょう。
そもそもその辺りの見極めは難しく結局自身で決めるしかないのです。

 

決める手立ての一つが手数料です。

 

《NISAの落とし穴(第2回)つづく》

(9月6日)

 

手数料については別のページで ご説明します。
NISA 活用法【2】準備中

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