NISA口座/決め方【3】 《ネット証券と投資信託》

NISA手数料 ネット証券は無料化への動き

 

先日来NISA(少額投資非課税制度)口座開設に関するお話を続けていますが、
証券会社や銀行など金融機関のNISAに対する取り組みと言いますか、
宣伝合戦はますます熱を帯びてきました。
 
どこで口座を開設するのかを選ぶ際には
 
 
まずはどのような商品を選ぶかが先決ですと
申し上げてきました。
 
商品を決める際には手数料なども大きくかかわってまいりますね。
ネット証券を中心に手数料の無料化が目立ってまいりました。

 

カブドットコム証券は買付け手数料を5年間ゼロにしました。
 カブドットコムでは2014年の1年間だけ買付け手数料無料でしたが
これを2018年まで延長するそうです。
対象はNISA口座国内株式(現物株式・ETF(ETN)・REIT)の買付手数料です。
さらにカブドットコムではNISA口座契約者を対象に、他の手数料割引プランと併用が出来るサービスもあります。

 

松井証券もNISA口座内の手数量を無料にしましたね。こちらは無期限です。【恒久無料】と謳っています。 
松井証券のNISA対象商品は上場株式、ETF/ETN、REIT(現物取引)がありますが、いずれも買い付け、売却とも金額に関わらず無料ということです。

 

楽天証券NISA口座は国内株式手数料が一律105円で、
手数料ゼロ円の投信(ノーロード投資信託)が約350本もあります。

 

SBI証券のNISAは国内株式手数料が一律52円(2014年分)で、
手数料ゼロ円の投信(ノーロード投資信託)が385本(2013年8月8日現在)あります。

 

NISA口座・ネット証券と投資信託

 

 

先日次のように申しました。
NISA口座開設 あせらずに 慎重に決めよう 
 

 

そして

 

NISA口座をきっかけに投資したいのだが、
ある程度まとまった金額となるとムリという方には、
積み立て方式の投資信託をおすすめしました。

 

どこでNISA口座を開設するのかは
どの投信を選ぶのかが先決であるとも申しました。

 

ネット証券には数多くの投信があり
選択肢が豊富です。

 

さらに今回ご紹介しましたようにネット証券は
手数料も割安であったりノーロード商品があったりで
運用にも利点がありそうです。

 

ところが数多くの選択肢があるということは
決め手を持たないと、かえって不便なことになります

 

手数料も安いに越したことは
ありませんが、実際のところ、それだけでは決め手になり得ませんね。

 

また以前にも触れましたが、初心者の中には、
実店舗のある証券会社や銀行の窓口で
説明を聞いたり、相談しながら投信の運用を考えておいでの方もいらっしゃいます。

 

しかし、
窓口で本当に良いものをすすめてくれるのでしょうか。
投資信託の販売会社もショーバイですから、
結局売りやすいものをすすめられるのでは?とか
購入時手数料目当ての投信をすすめられるなんてことになりはしまいか
という懸念もなくはありません。

 

じゃぁどうすりゃいいの。

 

やはり決定はご自身でなさるしかないようです。
でも世の中に投資信託は3000本以上もあります。
どれを、どうやって選べばいいのでしょうか。

 

まずは投資信託の仕組みを知らなければなりません。

 

どなたにも適した投資信託商品はないかもしれません。
それぞれに条件を当てはめてNISAを活用した資産運用を考えてみました。

 

次回へつづく

 

8月26日/記
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