NISAの落とし穴「口座開設直前対策」 篇
NISAの口座受付が本日・10月1日から
いよいよ始まりました。
銀行も証券会社等もNISA顧客獲得合戦が盛んで、
キャンペーンなど目につきますね。
何としても、2014年1月初日からNISA口座での投資を始めたい、
という方は今年中に口座開設を済ませておかなければなりませんが、
そうでなければさほどお急ぎになる必要はありませんね。
2014年ぶんの100万円の非課税枠を使うのには、
2014年ちゅうに口座を開けば間に合うわけです。
ただし、当サイトでいままでおすすめしてきました、
積み立て投資をNISAで始めようとする方は、早い時期からがよろしいでしょう。
年内にNISA口座を開設なさった方がいいかもしれません。
そこでNISA口座開設前の注意点を
もう一度復習しておきましょう。
題して
NISAの落とし穴「口座開設直前対策 篇」
NISA・概要をもう一度 | ||
---|---|---|
NISA口座の制度 |
落とし穴に注意 |
|
口座開設 と解約 |
口座開設できる人は: 20歳以上の日本国内居住者 ⇒ |
海外勤務時には解約が必要 |
専用口座で1人1口座 ⇒ | 最長4年間、金融機関の変更はできない | |
いつでも解約はできるけれど ⇒ | 解約をすると、一定期間(最長4年)は再開設できない | |
投資期間と 非課税期間 |
投資できる期間: 2014年〜2023年の10年間 ⇒ |
投資できるのは10年間の時限措置 |
非課税期間:投資を始めた年から最長5年間 ⇒ | 非課税期間が終わったら通常の口座(一般口座、特定口座)に移管、売却そして↓ ・6年目のロールオーバー※(非課税枠へ移管)もできる。ロールオーバー時の時価 |
|
非課税枠は5年。延長も可能 ⇒ |
投資した年を含めて5年 2014年〜2023年の10年間 |
|
非課税の 内容と運用 |
国内株式、外国株式、株式投信、etf、reitの 譲渡益、配当、分配金 ⇒ | MMF、個人向け国債、預貯金などは対象外 特定口座などとの損益通算はできない |
途中で売りたいときは:いつでも売れる ⇒ | 売却した分の枠は再利用できない | |
100万円枠内で投信の分配金累積投資可能 ⇒ (金融機関による) |
投信の分配金再投資も新規購入としてカウント |
NISAのロールオーバーについて別のページでご説明しました。
NISAのロールオーバー【問題点、デメリット、落とし穴】
NISA口座開設の前に
⇒NISA5年後の落とし穴
と合わせてご一読くださいますよう。
■つけたし
NISA自体が目的ではありません。
資産形成・資産運用の一助としてNISAを使いこなすということですね。
ご自身(あるいは配偶者を含めて)の金融資産全体で考慮することが肝心です。
ご自身が利用できる優遇税制、(確定拠出年金(企業型、個人型))などを
利用なさった方がよい場合もありそうです。
ただ投資未経験の方がNISAをきっかけに、
投資を始めてみるのには、よい機会でありましょう。
積み立て式投信をおすすめします。
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